MySQLデータベースサーバー上のスキーマからデータモデル(ER図)を作成する機能をリバースエンジニアリングといいます
MySQLデータベース・サーバーが動作している必要があるので確認して下さい
MySQL Workbench を起動します
画面下部の Models のプラスマークをクリックします
メニューから Database → Reverse Enginee・・・ を選択します
あとは、ウィザードに従っていけば良いだけです
WordPress をリバースエンジニアリング
対象は ローカル上のXAMPPに構築した wordpress が使用しているスキーマです
接続するデータベースサーバーの情報を入力します
サーバーに接続出来たか表示されます
リバースエンジニアリングする対象のスキーマを選択します
指定したスキーマの情報を検索します
テーブル情報の確認をします
Show Filter ボタンをクリックするとスキーマの中にテーブルが確認出来ます
リバースエンジニアリングを実行して結果を表示します
作成された ERD が表示されます
WordPress の ERDは、思ったよりシンプルな感じです
ローカルにインストールしてあるWordPRess3.6では12個のテーブルから構成されていました
各エンティティ(テーブル)
- wp_commentmeta (コメントのメタデータ)
- wp_comments (コメント、トラックバック、ピンバックデータ)
- wp_heatmap
- wp_links (リンク作成機能で入力されたリンク情報)
- wp_options (オプション、プラグイン設定情報)
- wp_postmeta (メタデータ、カスタムフィールド等の情報)
- wp_posts (投稿記事、ページ、ナビゲーションメニュー等データ)
- wp_term_relationships (投稿記事とカテゴリ、タグ等の関連付け情報)
- wp_term_taxonomy (カテゴリ、タグ等のデータ)
- wp_terms (カテゴリ、タグ等の基本情報)
- wp_usermeta (ユーザー特有のメタデータ)
- wp_users (登録ユーザー情報)
WordPress は、プラグインやテーマによって、設定データの追加、既存テーブルへのフィールド追加、新規テーブル作成がされることもあるとのことです
データベース構造の詳細は下記サイトを参照して下さい
WordPress Codex » Database Description
WordPress のデータベース構造の資料を見るといくつかのリレーションが設定されているのですが、作成した ERD にはリレーションの結合線が表示されていません
参照サイトにある図では結合線が表示されています ?
どうやら外部キーを使わずにリレーションしているようです
MySQLでは、データベースエンジンが幾つかあり、バージョン等によりデフォルトで使われるデータベースエンジンが異なることもあるようです。外部キーを使うには データベースエンジンを InnoDB エンジンにしなければならないので、そういう背景から外部キーを使わずにリレーションさせているのかも知れません
まあ、WordPressは内部でデータベースと連動しているので、あまりデータベースの構造を意識することはないのですが、いろいろな手法があるようです
EDDを作成できるのは、データベースの概要をみるには良いですが、ここからどれだけの情報を取り出せるかはやはりそれなりの技量がないと難しいようで、データベース初心者にはまだまだ敷居が高いです (^_^;)
ツールを使いこなすにも、やはり地道にデータベースの基本から勉強していかないと難しいです
では (^^)