日本製プラグイン検索サービス
WordPressのプラグインは、探せば大抵のものは見つかると言われてます
プラグインを探すには主に WordPress管理ページのプラグイン追加からや検索サイト、SNS,口コミ等だと思われますが、これらで見つかるのはやはり定番のプラグインばかりで、埋もれてしまっているプラグインが沢山あります
私もいくつかのプラグインを作っていますが、ほとんど使われていません。というか知られてすらいません (^_^;)
そこでそんな報われていないプラグイン、特に日本製のプラグインや新規登録プラグインを応援する気持ちを込めて、プラグイン検索サービスを作ってみました
以前からプラグインアンテナと言う人気プラグインを紹介するページを作成していたのですが、それを拡張して日本製プラグイン紹介機能を追加してリニューアルしました (^^)
WordPressプラグインアンテナ – Yet Another Plugin Directory
参考となるように人気のプラグインを紹介いたします。 日本製プラグインも応援してます (^^)
日本製プラグインだけでなく、新規登録プラグインや独自にカテゴリー分けしたプラグインをランキング形式で表示しますので、ぜひ試してみてください
やっぱり日本製が安心と言う方は日本製プラグインから探してみてください。
また、新しいプラグインをいろいろ試したいという場合は新規登録プラグインから探してみるのがお勧めです。
ダウンロード数からだけでなくレビュー数順に表示させるると、また違ったプラグインが見つかるかも知れません。
沢山のお宝プラグインが眠っています。どんどん発掘して じぇじぇじぇ と言うようなプラグインを見つけて下さい (^^)
プラグインあるある情報
今回この検索サービスを作成するにあたり、WordPress.org API 概要 を使ってローカル環境にプラグインデータを収集してみました
処理内容は以前とあまり変わらないので下記ページを参照して下さい
WordPressの人気プラグインを紹介するWebアプリ開発
以前は query_plugins アクション popular 条件を指定して500個程度のデータを収集していましたが、今回は updated 条件を使い全てのデータを取得してみました
とりあえず一旦集めてから分析してみます
有効プラグイン数
2015/6/10 時点で約39000個のプラグインがありました。この中には、10年以上前に登録されたプラグインも含まれています。
今となっては使われていないものも多いようなので最近2年以内に更新されているプラグインに絞り込むと約21000個あります
今回は、この2年以内の更新プラグイン21000個を分析してあるある情報を紹介します
ダウンロード数
プラグインのダウンロード状況をざっくり分析してみました
驚くべき事に全体の48%プラグインは 1000ダウンロード以下です
私の作成したものも含まれてます (^_^;)
いわゆる定番と言われるには 上位1000個(5%)の10万ダウンロードを目指す必要がありそうです
プロスポーツの選手を目指すのと同じような超ピラミッド構造です
国別プラグイン数
プラグインのホームページから推定すると、約60カ国で作成されているようです
その内の上位20カ国だとこんな感じででアメリカで作らたものが約59%と圧倒的です
日本もけっこう頑張っていますが、1.8% 程度です (^^)
1 | United States | 12540 |
2 | Germany | 1107 |
3 | United Kingdom | 768 |
4 | Netherlands | 560 |
5 | France | 461 |
6 | Japan | 390 |
7 | Canada | 229 |
8 | Australia | 183 |
9 | Italy | 161 |
10 | Spain | 157 |
11 | Singapore | 150 |
12 | Ireland | 133 |
13 | China | 119 |
14 | Russia | 111 |
15 | Bulgaria | 77 |
16 | Sweden | 74 |
17 | India | 72 |
18 | Denmark | 71 |
19 | Switzerland | 69 |
20 | Poland | 68 |
日本製プラグインを注目して見てみると、下記3個が100万ダウンロード以上の殿堂入りです
また、10万ダウンロード以上の定番プラグインとしては以下のようなお馴染みのプラグインがあります
- Lightbox Gallery
- Custom Field Template
- WP Social Bookmarking Light
- PS Auto Sitemap
- Welcart e-Commerce
- PS Disable Auto Formatting
- WP Total Hacks
- Head Cleaner
- Intuitive Custom Post Order
- Flamingo
- Custom Post Type Permalinks
※国情報判定は、プラグインホームページのドメイン/IPアドレスから GeoLite2 http://www.maxmind.com を使用して行いました。プラグインホームページが設定されていなかったり、国外サーバーを使っていたり、GitHub 等をプラグインホームページにしてあるとアメリカに分類されると思うので参考程度に御覧ください
これからプラグインを作って見ようと言う方に一言
まずは自分のサイトで使うためのプラグインを作りましょう
たとえあまり使われることがなくても、自分という一番のコアユーザーを満足させようと思えば、いろいろ勉強にもなるしそれなりのモチベーションが保てます (^^)
いいものが出来たと思ったらそれを公開しましょう
この時に自分なりに大事と思ったポイントを紹介します
タイトル
プラグインのタイトルは大事です
タイトルからどんなプラグイン機能なのかが想像できるかがポイントです
国別情報を見れば明らかですが間違っても日本語のタイトルは付けないようにしましょう。
イメージ
プラグインには公式サイトのプラグイン検索で表示されるアイコンとヘッダー画像を登録することが出来ます。画像のあるなしによって人に与えるイメージが全然違ってきますので可能な限りセットしましょう
といっている私のプラグインは設定してないのですが、絶対あったほうが良いです
また、プラグインを動作させた時や設定画面のスクリーンショットもあったほうが、英語が苦手な私のような人でも、ちょっと試してみるかと言う気になります (^^)
定期的な更新
大きな変更でなくても、例えばWPのバージョンアップに合わせて動作確認した情報の更新だけでもしておいたほうが、プラグインを使ってくれる方に安心感を与えることが出来ます
定番のスーパープラグインとは共存する方法もあり
それでも沢山の人に使ってもらえるプラグインを作りたければ、直球で定番プラグインに挑んでも勝ち目はほとんどありません
定番プラグインとちがう、ちょっとした便利ツールのような変化球や、定番プラグイン自体の機能を補完するようなプラグインが狙い目かもしれません
デザインには凝らない
デザインは良いに越したことはありませんが、様々なテーマがあることを考えるとテーマによってはデザインが反映せずトラブルが起こりやすい
出来ればCSSに依存しないプラグインが望ましいかも
以上
久々にブログの更新したのですが、日本製プラグイン検索プログラムを作りながらいろいろ感じたことをとりとめなく書いてしまいました (^^)
一番言いたいことは、定番プラグイン以外にも沢山のプラグインがあるにもかかわらず、埋もれてしまっているのがもったいないし、それらをうまい具合に発掘出来るような良い検索システムがあればなーということです
WordPress 管理画面のプラグイン検索機能は、新規プラグインにたいしては厳しすぎます (^_^;)
次回は日本製プラグインの判定で使用した GeoLite2 について紹介しようと思います